触ってきましたSpark LE
実はLEではなくて通常のSparkは持ってるんですけどね。
ソフトウェアベースでは同じということがわかっているので
LEになってコンパクトになったコントローラーを見たくなった訳です。
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ここ最近、精力的に新製品を発売しているArturiaさんですが
少し前にアナログシンセを発売しているだけに今回のSpark LEは予想外のリリースでした。
(僕の予想ではMiniBruteの音源のみのバージョンだと思ってました)

では概要を見てみましょう。

【Arturia Spark LE】
・フルバージョンのSPARKソフトウェア(上位モデルSPARKと同一仕様)
・3つのサウンドエンジン:バーチャルアナログ/フィジカルモデリング/サンプルプレイバック
・スタンドアロンとプラグイン(VST, AU, RTAS)として動作
・1500以上のインストゥルメンツ、100以上のキット(SPARK EXPANSION PACKSでさらに拡張可能)
・16トラックミキサー
・14種類の高品位エフェクト:
マルチバンドコンプレッサー/デストロイヤー/ビットクラッシャー/サブジェネレイター/プレートリバーブ/マルチバンドEQ/スペースパン/コーラス/ディレイ/ディストーション/フェイザー/フランジャー/リミッター/デジタルリバーブ
・先進のルーパー機能
・クラシック"TRスタイル"ステップシーケンサー
・パッドからの演奏をリアルタイム入力

この記事の冒頭にも書いていますが、ソフトウェアとしては全く変わりません。
では変更点のあったコントローラーはどうでしょう。
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↑これがLEのコントローラーです。
↓こちらがSpark通常版のコントローラー。
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基本的な構成は似通っていますが、液晶が排除され各トラックごとに3個設置されていたアサインノブがLEでは1トラック分しかありません。これの設定を切り替えながらいじっていくようになりました。
そして、そのあまった部分にステップシーケンサーが降りてきています。(これ、キーボードにもなります)
必要最低限を残して取り払った感じですね。
あと、画像ではわかりませんが、本体の厚みが半分くらいになっています(ノブの高さは除く)
ラップトップと一緒にトートバックに入れて簡単に持ち運びできるんじゃないでしょうか。
本体重量も1kg程度しかありませんし。

肝心の操作感ですが、小さくなった分操作そのものは面倒になりました。
Sparkの一番大きなノブの周りにあるのはパターンやソングを呼び出すためのボタンでしたが、これがなくなってしまったのはちょっと痛いです。
ステップシーケンサーの部分がその役割を果たしてくれるのですが、いちいち切り替えるのが面倒。
(シーケンサーの左上の4つ横並びになっているのがモードを切り替えるボタンです)
そして、本体を薄く軽くしてしまったがゆえにパッドを叩いていると少しずつ位置がずれていきます。

せっかくのベロシティ&プレッシャーセンシティブパッドなので強弱を付けたり、ベース音源などを割り当ててぐりぐりしてみたいじゃないですかw

僕の総評としては【モビリティを求めるなら買い。自宅で腰をすえて使うなら上位版】
といったところです。
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音源については僕があれこれと語るよりも、実際に聴いてみたほうが早いと思いますので
参考になりそうな動画を貼っておきます。
いや、実際のところ膨大すぎてひとつの記事で紹介することは無理ですw

では、氏家さんにお願いしましょうw






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